タロットカード「悪魔(ザ・デビル)」とは?
悪魔(ザ・デビル)は、大アルカナの15番に位置するカードで、 「欲望・依存・執着・束縛」を象徴します。
鎖につながれた男女や、山羊の姿をした悪魔の絵柄から、
一見とても不安を感じさせるカードですが、
そこには「自分の中の欲望や弱さとどう付き合うか」というテーマが込められています。
悪魔(ザ・デビル)は、大アルカナの15番に位置するカードで、 「欲望・依存・執着・束縛」を象徴します。
鎖につながれた男女や、山羊の姿をした悪魔の絵柄から、
一見とても不安を感じさせるカードですが、
そこには「自分の中の欲望や弱さとどう付き合うか」というテーマが込められています。
節制(テンパランス)は、大アルカナの14番に位置するカードで、 「調和・バランス・癒やし・中庸」を象徴します。
二つの器のあいだで水を行き来させる天使の姿は、
異なるものを混ぜ合わせて、ちょうどよい状態へと整えていくエネルギーを表しています。
感情と理性、仕事と休息、自分と相手……
さまざまな「両極」のあいだで、無理のないバランスを見つけていくことが、このカードのテーマです。
死神(デス)は、大アルカナの13番に位置するカードで、 「終わり・刷新・手放し・再スタート」というテーマを持っています。
骸骨の姿をした騎士が描かれていることから、少しこわい印象を持たれやすいカードですが、
タロットにおける「死」は、多くの場合「物事の区切り」や「古い状態の終了」を表します。
そこには「完全な終わり」というよりも、
古いご縁や習慣が役目を終え、新しい流れへと移り変わっていくという意味合いがあります。
吊るされた男(ハングドマン)は、大アルカナの12番に位置するカードで、 「停滞の中での気づき・手放し・犠牲・視点の転換」を象徴します。
逆さに吊るされた人物は、一見すると苦しい状況にいるように見えますが、
その表情は穏やかで、どこか悟ったような静けさをたたえています。
これは、思い通りに進めない時期や、動きたくても動けない状況の中でこそ、
「今までとは違うものの見方」や「本当に大切なもの」に気づけることを表しています。
“タロットカード「吊るされた男(ハングドマン)」の意味とは?正位置・逆位置の解釈と占いでの活かし方を詳しく解説” の続きを読む
正義(ジャスティス)は、大アルカナの11番(デッキによっては8番)に位置するカードで、 「公平・バランス・因果・選択の責任」を象徴します。
剣と天秤を携えた人物は、「感情ではなく、公平な目と理性で物事を判断すること」の大切さを表しています。
このカードは、
・今下した決断が、やがて自分に返ってくること
・過去の言動に対して、結果が形になって現れてくること
を静かに告げています。
運命の輪(ホイール・オブ・フォーチュン)は、大アルカナの10番に位置するカードで、 「転機・チャンス・流れの変化・人生のサイクル」を象徴します。
大きな輪が回転する様子は、人生が常に動き続け、
幸運と不運、上昇と下降が入れ替わりながら進んでいくことを表しています。
このカードは、「すべては止まらず変化している」という事実を示しながら、
今のあなたが「流れのどの位置にいるのか」を映し出してくれるカードです。
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隠者(ハーミット)は、大アルカナの9番に位置するカードで、「内省・探求・孤高の知恵・精神的成長」を象徴します。
喧騒から一歩離れ、自分の内側に静かに光をかざして本音や真実を見つめていくカードです。
カードにはランプを掲げた老人が描かれることが多く、
それは「答えを外に求めるのではなく、自分の中にある光を見つけていく姿」を表しています。
このカードが出たとき、占いは「少し立ち止まり、自分の心とじっくり向き合うこと」の大切さを教えています。
力(ストレングス)は、大アルカナの8番(デッキによっては11番)に位置するカードで、「内面の強さ・優しさ・自己コントロール・受容」を象徴します。
激しい戦いや外側の力ではなく、自分の内側にある静かな勇気や、相手を受け入れる包容力を表すカードです。
カードには、猛々しいライオンの口元に静かに手を添える人物が描かれます。
これは、力づくでねじ伏せるのではなく、信頼と愛情によって本能的な力をなだめている様子を示しています。
このカードが出たとき、占いは「優しさと忍耐をもって状況に向き合うこと」の重要性を教えています。
戦車(チャリオット)は、大アルカナの7番に位置するカードで、「前進・勝利・意志・コントロール」を象徴します。
そのエネルギーはとても動的で、「ここから先へ進む」「迷いよりも行動を選ぶ」といった勢いを持つカードです。
カードに描かれた戦士は、両側に進もうとするスフィンクスや馬を巧みに操り、自分の意志で進む方向を定めています。
戦車のカードが出たとき、占いは「今は立ち止まるより、意志を固めて前に進むこと」の重要性を教えています。
恋人(ラバーズ)は、大アルカナの6番に位置するカードで、「愛・選択・調和・結びつき」を象徴します。
名前からも分かる通り恋愛を連想しやすいカードですが、「誰とどう生きていくか」「どんな価値観を選び取るか」といった、人生の大きな選択とも深く関わっています。
カードに描かれる人物たちは、単なる男女の関係ではなく、「自分と他者」「心と現実」「欲望と良心」といった、さまざまな対立を統合しようとする姿の象徴でもあります。
恋人のカードが出たとき、占いは「心から望むものを選ぶこと」「誰かや何かと誠実に向き合うこと」の大切さを知らせています。